ことば・フランス・ヨーロッパ
言葉の社会・文化をとらえるエッセイ集。
kindle版電子書籍
価格 880円(税込み)
発行 2022年6月
【著】
泉 邦寿 (いずみ くにひさ)
【目次】
はしがき
Ⅰ フランスとフランス語
ことばの「意味」をめぐって ―フランス語と日本語―
フランスの言語と社会をめぐって
新しいフランス研究をめざして
日本社会におけるフランス語
フランス語の野帳
ことばの難しさ・面白さ ―研究余滴―
Ⅱ ヨーロッパ
今、なぜヨーロッパ研究か
ことばから見た欧州統合
ヨーロッパの言語と言語政策
Ⅲ ことば
言語研究のすすめ
ことばを支える「人間くささ」について―助数詞を中心に―
外国語学習について思うこと
Ⅳ 人・本・随想
ビルマン先生のことども
スズランの咲く頃
ソダッタラ……
メランベルジェさんを偲んで
人間学としての言語学―鈴木孝夫『ことばの人間学』解説―
風とwind
芹沢カレンダーに思う
モンブラン山麓を歩く
エクス・アン・プロヴァンス―都市の古地図シリーズ―
南フランス(プロヴァンス地方)のクリスマス
世代を超えて共有できるものは何?
あとがき
電子書籍版へのあとがき
【著者略歴】
1942年千葉県市川市生まれ。暁星高校卒業後、千葉大学工学部から慶應義塾大学経済学部に移り、卒業。同大学大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。エクス・マルセイユ大学(プロヴァンス大学)大学院言語学専攻博士課程にフランス政府給費留学生として留学。上智大学外国語学部講師、助教授、教授を務め、現在、上智大学名誉教授。その間、フランス語学科長、言語学副専攻主任、外国語学部長を歴任。
外務省研修所、聖心女子大学、慶應義塾大学、神田外語大学、福岡大学、広島大学、熊本大学、東京大学、学習院大学、国際基督教大学、早稲田大学などでも教鞭をとり、フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)客員教授を務めた。また、NHKラジオフランス語講座(入門編)を担当した。
専攻
フランス語学、意味論、ヨーロッパ言語社会論。
主な著書
『フランス語を考える20章─意味の世界─』(白水社)、『フランス語、意味の散策─日・仏表現の比較─』(大修館書店)、『フランス語の語彙と表現─一歩進んだ意味の世界─』(バベルプレス)、『フランス語の小径─たのしい意味世界への誘い─』(白水社)、『グローバル化する世界と文化の多元性』(共編著、上智大学出版)、『現代フランス語法辞典』(共著、大修館書店)、『現代フランス類語辞典』(共著、大修館書店)、『白水社ラルース仏和辞典』(共著、白水社)、『フランス語学研究の現在』(共編著、白水社)など多数。