説明
【著】
宮田章 (みやた あきら)
【目次】
はじめに
第1章 録音構成の始まり
ラジオの時代の創造性
録音構成という形式
『長崎の印象』
戦時下の録音構成
第2章 『街頭録音』
民衆へのマイクの開放
『街頭にて』
アナウンサー 藤倉修一
『街頭録音』の覚醒
噴き出した民衆の声
第3章 『街頭録音 ガード下の娘たち』
絶好調の中での冒険
『ガード下の娘たち』を聴く
作品性・作家性の成立
闇の探訪
人間性を引き出すインタビュー
揺れる結論
闇の探訪の拡大
アメリカのラジオドキュメンタリーとの比較
『二十の扉』
「インフォメーションアワー」
第4章 『社会探訪』の輝き
「インフォメーションアワー」の不評
闇の時代に
プロデューサー 小田俊策
プロデューサー 中道定雄
カストリパラダイス事件
アナーキーな人々
チャンバラ放送
ほんとうの声
『夜の東京 プラットホームの巻』
敗戦国のリアリズム
第5章 『社会探訪』の衰退
時代の転換
悪いニュース
『明暗・秋祭り』
『学生社長 人生哲学』
『浅草のジャングルを行く』
「無念流」の後退
『山窩の背振を訪ねて』
終章 戦後民主主義の申し子
世の中が落ち着いて来て
「ドキュメンタリー」の迷走
録音構成は生き残った
戦後民主主義の申し子
三人のその後
注
あとがき
[付録]
日本放送協会編(1949)『ラジオ社會探訪』より転載
『社会探訪 夜の東京・プラットホームの巻』(1948年7月29日放送)
【著者略歴】
1961年、高知県生まれ。
1986年、東京大学文学部を卒業後、NHKに入局、ディレクター、プロデューサーとしてドキュメンタリーや歴史番組の制作にたずさわった。
現在、NHK放送文化研究所チーフリード。