説明
【著】
加藤碵一 (かとう ひろかず)
イーハトーブの古生物
【目次】
はじめに 地史と古生物に見る万法流転
第一篇 地史に見る万法流転―古生物の発生・進化・絶滅
Ⅰ.1先カンブリア紀・前寒武利亞紀 Precambrian Period
Ⅰ.2古生代
Ⅰ.2.1古生代中期
Ⅰ.2.2古生代後期 (石炭紀・二畳紀)
Ⅰ.3 中生代 Mesozoic
Ⅰ.3.1 三畳紀
Ⅰ.3.2 「ジュラ紀 Jurassic Period」
Ⅰ.3.3 「白亜紀・白堊紀 Cretaceous Period」
Ⅰ.4 新生代
Ⅰ.4.1 「第三紀 Tertiary Period」
Ⅰ.4.2 「第四紀 Quaternary Period」
第二篇 イーハトーブの古生物たち―動物篇―
Ⅱ.1 モネラ
Ⅱ.2 無脊椎動物
Ⅱ.2.1 第一門 原生動物
Ⅱ.2.2 第二門 腔腸動物
Ⅱ.2.3 第三門 蠕形動物(蠕蟲)
Ⅱ.2.4 第四門 棘皮動物
Ⅱ.2.5 第五門 假軟体動物(擬軟体類)
Ⅱ.2.6 第六門 軟体動物
Ⅱ.2.7 第七門 節足動物
Ⅱ.3 第八門 脊椎動物
Ⅱ.3.1 第一綱 魚類
Ⅱ.3.2 第二綱 両棲類 (両生類)
Ⅱ.3.3 第三綱 爬虫類
Ⅱ.3.4 第四綱 鳥類
Ⅱ.3.5 第五綱 哺乳類
第三篇 イーハトーブの古生物たち―植物篇―
Ⅲ.1 隠花植物
Ⅲ.1.1 第一門 菌藻植物
Ⅲ.1.2 第二門 蘚苔植物
Ⅲ.1.3 第三門 羊歯植物
Ⅲ.2 第四門 顕花植物 (種子植物)
Ⅲ.2.1 裸子植物
Ⅲ.2.2 被子植物
参考文献・書籍類
『地と人』創刊の辞
おわりに
著者略歴
宮沢賢治の西域地誌
【目次】
はじめに
第一篇 賢治は如何にして西域の知見を得たか:中央アジア探検略史
Ⅰ.1 日本関連
Ⅰ.2 ロシア関連
Ⅰ.3 イギリス関連
Ⅰ.4.スウェーデン関連
Ⅰ.5.その他
第二篇 西域の自然地理―その地貌と作品世界
Ⅱ.1山岳・高原
Ⅱ.1.1天山山脈・天山北路・天山南路
Ⅱ.1.2ヒマラヤ山系・シワリク山彙
Ⅱ.1.3トランスヒマラヤ Trans Himaraya
Ⅱ.1.4須彌山・カイラス山
Ⅱ.1.5カラコン山≒カラコルム山(脈)・ムスターグ・アタ
Ⅱ.1.6パミール高原 Pamir Mountains
Ⅱ.1.7キルギス草地/曠原
Ⅱ.2内陸盆地・砂漠・湖沼・川
Ⅱ.2.1タリム盆地とタクラマカン砂漠・ゴビ砂漠
Ⅱ.2.2マナサロワール湖・阿耨達池(アノクタッチ)・阿耨達・阿耨達(アノブタブ)湖・マバム・ユム・ツォ
Ⅱ.2.3ロプ・ノール湖
Ⅱ.2.4アンモニアック湖
第三篇 西域の人文地理―西域都市・国家
Ⅲ.1チベット(西蔵)及び周辺地域
Ⅲ.2ネパール(尼婆羅)
Ⅲ.3カシュガル (疏勒)
Ⅲ.4ヤルカンド(莎車・葉爾羌)
Ⅲ.5コウタン・ホータン(干闐・和闐)
Ⅲ.6クチャール・クチャ(庫車・亀茲)
Ⅲ.7ローラン(楼蘭)
Ⅲ.8ミーラン (米蘭)
Ⅲ.9サマルカンド
Ⅲ.10プハラ
第四篇 西域作品の地的断章評──賢治はいかにして西域ものを書いたのか?
Ⅳ.1「西域もの」の地域区分
Ⅳ.2賢治の西域への関心・興味
Ⅳ.3いわゆる「西域もの」作品の地的断章評
Ⅳ.3.1「葱嶺先生の散歩」「亜細亜学者の散策」「装景手記」
Ⅳ.3.2「阿耨達池幻想曲」・『インドラの網』
参考文献・書籍類
おわりに
著者略歴
【著者略歴】
1947年、神奈川県横浜市生まれ。
東京教育大学理学部地学科地質学鉱物学教室・同大学院博士課程中退(1977年東京教育大学理学博士)。通産省地質調査所に入所して地質図幅調査及び構造地質学研究に従事。
2001年、独立行政法人産業技術総合研究所(地質調査総合研究センター)に移行。同地球科学情報研究部門長、同東北センター所長、同理事を経て2008年より同フェロー及び地質調査総合センター代表。
2013年から国立研究開発法人産業技術総合研究所名誉リサーチャー・招聘客員研究員、応用地質株式会社顧問(~2019)・CCOP Honorary Advisor。
宮沢賢治学会イーハトーブセンター元理事・宮沢賢治研究会会員・鎌倉賢治の会会員・ブドリとネリの会会員(岩手)・宮沢賢治センター会員(岩手大)
【受賞】
2005年 日本自然災害学会 ハザード 2000国際賞 「東アジア地質災害図」
2007年 岩手県花巻市 第17回宮沢賢治賞奨励賞 「宮澤賢治の地的世界」