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〝雑談〟の効果

¥1,760 (税込み)

四六判160ページ

【著】松尾一廣(まつお かずひろ)

 

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カテゴリー: 製品ID:3362

説明

【編】
松尾一廣 (まつお かずひろ)

目次
[はじめに]雑談療法研究会・表現セラピー研究会の実践

第1章 カウンセリング的関わり事例
1 ひきこもりの若者が動き出す 松尾一廣
2 成功に学び、失敗にも学び 小林由香
3 文章を書くことが好きという話に寄り添う 窪田弘之
4 こだわりが強い個性を生かす 窪田弘之
5 うまくいった事例、うまくいかなかった事例 深澤勉

第2章 雑談の活用
第1節 雑談活用術、私の場合(個人的振り返り)
~苦手の雑談を克服する過程で新しい感覚が入ってきた~ 倉谷和夫

1 雑談が与えてくれるモノ(私が雑談を必要とする理由)
(1)雑談ができなかった私
(2)私が雑談で心がけていること
(3)改善途上の経験
(4)伝えたいこと
(5)雑談で広がった視野
2 雑談が活かせる事例(雑談の影響)
(1)気分転換に使う
(2)雑談から問題点を見つける
(3)目線を変えることで良い結果がでたケース
(4)話が広がって良い結果がでたケース
(5)雑談による活性化
3 相談現場で雑談を使うなら(相談者のために心がけること)
(1)心掛けること
(2)相談員が雑談を始める場合
(3)相談者側の雑談を聞く場合
(4)雑談のネタについて

第2節 成功と失敗に学ぶ活用のヒント 小林由香
1 初期の失敗事例
2 自己開示について
3 雑談カウンセリングにおける雑談
4 雑談でその方の輝きを振り返る

第3節 アンケートに見る雑談の記憶~雑談が支援促進の助けをになった~
1 良い思い出
(1)共通の趣味(鉄道)の話で、精神疾患のある事務員との距離を縮める 窪田弘之
(2)名前を憶えてもらっただけも大きな前進 深澤勉
(3)映画「三丁目の夕日」の時代、大人と子供たちの豊かな会話があった 松尾一廣
(4)ご本人の話題の選び方や、論旨や仮説の立て方には一切反論しなかった 堀井正之
(5)年上男性(上司)とも雑談でなごやかに 後藤ゆかり
2 悪い思い出
(1)還暦の祝いの席で飲酒をたしなめて失敗 窪田弘之
(2)就活に関係のない話を遮ってストレスを生んだ 深澤勉
(3)孫との共通の話題づくりに悩む 松尾一廣

第4節 雑談と雑談カウンセリング整理図とコメント 堀井正之

第3章 効果を生むための姿勢と準備 松尾一廣
第1節 基本的姿勢と考え方

1 「傾聴」を補強
2 過去を有効活用し、未来のエネルギー源に

第2節 関わり方の心得

1 相談者の症状や個性に合わせて
(1)統合失調症
(2)うつ傾向
(3)発達障害傾向
(4)ひきこもり、その家族
(5) 目標が定められない人
(6) 中・高年齢者
(7) 元気な人

 第3節 情報整理と発信
1 カウンセリングでの雑談とは?
2 雑談にも、取材と対応力
3 目的別取材と対応のヒント

その1 話題づくりや対応を考えておいたらよいもの
(1)ラポール形成(信頼形成)のための雑談
(2)話が途切れたとき、沈黙が生まれたときの雑談
(3) やる気が見られない、話が合わないときの雑談
その2 特定の相談者をイメージしながら材料集め
(1)目標が見つけられない人
(2) メンタルな課題がありそうな人
(3) 裏切られた感、絶望感のある人
(4) 自営業が長かった人
(5) 長くサラリーマンだった人

第4節 雑談のための準備
1 編集力を高める
2 雑談編集
(1) カウセリングのための編集の特色
(2)現代社会の必修スキル! 必要な「編集力」とは
3 雑談のネタ
(1)話してもらうきっかけになったり、「深層」を見たり
(2) 物語を例に考えてみましょう
(3) 歴史を考えてみましょう

第4章 表現セラピー~他者理解、自己理解を深めて雑談力アップ~
第1節 表現セラピー誕生まで 松尾一廣

第2節 感想会体験 倉谷和夫
1 作品1・作品2の解説
2 作品3・作品4の解説
アクリル画写真「祈り」松本健吾作
アクリル画写真「蛇口」松本健吾作

第3節 表現セラピー講座の体験から 山田美和紀

第5章 今後に備える
第1節 今後のために自戒をこめて 小林由香

第2節 VUCAの時代 ~雑談でリラックス~ 松尾一廣

【コラム】雑談を上手に使って時代を乗り切ろう 松尾一廣
あとがき 松尾一廣
【用語解説】
執筆者プロフィール

【編者略歴】
1949年、兵庫県生まれ。大阪市立大学文学部を卒業。月刊誌編集、情報誌編集を経てフリーランスライターに。大阪で編集プロダクションを経営しながら、主として住宅・都市・環境問題をテーマに取材・執筆活動。関西の新聞・雑誌メディアを中心に発表。1990年代には2つの短期大学で環境問題の講師をつとめる。対人援助にも関心があり、心理やキャリア支援、精神保健福祉を学び、2005年からキャリアコンサルタントとして活動。ハローワークや福祉事務所で勤務したのち、ひきこもり支援、メンタルサポート支援に携わる。現在は電話相談活動も行っている。さまざまな支援の経験のなかで、雑談が持つ支援効果に関心を持ち、2022年にキャリアコンサルタント仲間たちと雑談療法研究会、表現セラピー研究会を開催した。
著書/『環境とライフスタイル』(有斐閣アルマ、共著)、『キャリアカウンセリングとメンタル』(Parade Books)

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